藍で染める

藍を建てる − 天然灰汁発酵建て

化学薬品を一切使わない、昔ながらの伝統的な藍染めの方法のことを、
「天然灰汁発酵建て」といいます。
材料に清酒とふすまを使う”清酒建て”と、
ふすまだけで建てる”ふすま建て”があります。
手順は、当工房で行っている「ふすま建て」のやり方です。


*** 材料 ***

藍建て清酒建て


* すくも (徳島産) 4kg すくも藍すくも(徳島産)
* 消石灰(使用期限2ヶ月以内)
元石 100g(仕込み時)
中石 70g(発藍後)
止石 50g(灰汁上げ時)

* 清酒 200cc
* ふすま(小麦のから)
40g (糊状に煮ておく)
* 灰汁
(一番灰汁) 10リットル
(二番灰汁) 15リットル

 

藍建てふすま建て

 
*すくも (徳島産) 4kgふすま
* 消石灰(使用期限2ヶ月以内)
元石 100g(仕込み時)
中石 70g(発藍後)
止石 50g(灰汁上げ時)

* ふすま(小麦のから)
200g (糊状に煮ておく)
ふすまを煮たもの

* 灰汁 (一番灰汁) 10リットル
(二番灰汁) 15リットル
灰汁

*** 手順 ***


仕込み

よく砕いたすくもを
二番灰汁(15リットル)でよく練ってから、
40リットルの標線まで熱湯を足して、
液温が40℃位になるようにする。
ここに石灰(元石)とふすまをいれて
よく混ぜる。

中石

2〜3日後、液の表面に藍建て:発藍
濃紫色の薄い膜が張ってきたら(発藍)、
一度竹竿などで攪拌してみる。


藍建て:中石投入時
攪拌した後、
泡(藍華)が消えないようであれば、
石灰(中石)70gを入れる。
この間、温度は常に25℃前後。
一日6回程度攪拌する。

灰汁上げ

中石を入れてから1〜2日で、
紫がかった藍華が半球状に盛り上がってきたら、
一番灰汁(10リットル)と温湯(10リットル)を足す(かせ上げ)。
藍建て:かせ上げ時

その翌日、石灰(止石)50gを入れて
終了する。
藍建て完了


藍建て藍が建つまで

藍建て:初日藍建て:2日目藍建て:3日目
藍建て:4日目藍建て:5日目藍建て:6日目

参考文献 参考文献

”日本の藍” NHK出版
月刊染織α1997年4月号

藍建て建てた後の管理

  • 適量を定期的に染める。(一日おき)

  • 週1回20gから30gの石灰を加える。

  • 華の色が弱々しいときは、清酒40〜50g、
    ふすま40〜50gを追加する。(1ヵ月後くらいから)