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裂き織りを織る
初めて行った海外旅行がインドで、そこで見たサリーの美しさから、
日本の民族衣装である着物の素晴らしさに気づきました。
それから、古い着物を蚤の市などで手にいれて、リフォームして着るようになりました。
ところが、解くと一枚の布に帰る着物を洋服に仕立てると、
どうしても、裁ち布が出てしまいます。
それを、なんとか有効利用できないかと考えていたとき、
「裂き織り」という織物に出会いました。
「裂き織り」は一旦役目を終えた布の命を、
再び織り直すことによって、もう一度蘇らせる、
リサイクルの極地の技術です。
それが、自分たちの住む家を移築復元した経緯と重なり、
これを、一生の仕事としてやってみたいと思いました。
そして「裂き織り」を織るために、染織を学んで、この道に入りました。
「裂き織り」はわたしにとって、
自分の仕事の中心ーハートの部分だと思っています。
